100切りを目指していたころの自分は、ナイスショットを増やすことばかり考えていました。
でも実際にスコアを壊していたのは、たまのナイスショット不足ではなく、1ホールを一気に終わらせるような大きなミスでした。
少し曲がるとか、少し短いとかなら、まだ次で立て直せます。きつかったのは、OB、池、林、そういう一発で流れが悪くなるミスです。
49歳で100切りするまでの途中、自分が最初に減らしたかったのは、上手く打てないことそのものではなく、そういう壊れ方でした。
今回は、100切りする前の自分が、最初に減らしたかったミスは何だったのかを、そのまま書きます。
100切り前は、ナイスショット不足より大きなミスで崩れていた
100切り前のころは、どうしてもナイスショットに目が行っていました。
練習場でもコースでも、気持ちよく当たった1球はよく覚えていますし、「ああいう球がもっと増えればスコアも良くなる」と思っていました。実際、自分もずっとそう考えていました。
でも、あとから振り返ると、スコアがまとまらなかった理由はそこではありませんでした。
100を切れないころの自分は、たまに良い球が出ても、どこかで大きなミスを出して崩れていました。少し右に行った、少しダフった、そのくらいならまだ次で立て直せます。問題は、そういう小さなズレではなく、1ホールを一気に苦しくするミスでした。
たとえば、無理にグリーンを狙って池に入れる。大きく曲げて林に入れて、出すだけになる。OBで打ち直しになる。こういうミスが出ると、そのホールはすぐにダボやトリプルが見えてきます。100切り前の自分にとって痛かったのは、まさにそこでした。
逆に言えば、全部のショットが良くなくても、そういう大きな崩れ方をしなければ、スコアはもう少しまとまります。ナイスショットを増やすより先に、まず壊れないことの方が大事だった。今はそう思います。
当時の自分はまだそこまで整理していませんでしたが、少なくとも「良い球が少ないからダメなんじゃなくて、悪いミスが重すぎるんだな」という感覚は、少しずつ分かり始めていました。
最初に減らしたかったのは、OBや池や林で1ホールを壊すミスだった
100切りを目指していたころ、自分が最初に減らしたかったのは、ちょっとしたミスではありませんでした。
本当に減らしたかったのは、OB、池、林みたいに、一発でそのホールを苦しくするミスです。
少し当たりが悪いとか、少し右に出たとか、その程度ならまだ何とかなります。ボギーやダボで収まる可能性もありますし、次の1打で立て直せることもあります。
でも、OBはそれで2打増えますし、池も状況によってはその場で流れが悪くなります。林に入れてしまえば、前に出すだけで1打使うこともあります。こうなると、そのホールはもう守るゴルフではなく、傷を広げないゴルフになります。
自分が苦しかったのは、まさにそこでした。ナイスショットが出ないから100を切れないのではなく、1ホールを壊すようなミスを何回か出してしまうから、結局スコアがまとまらないのです。
特に100切り前は、「ここは狙いたい」「ここはうまく打ちたい」という気持ちが強くなりやすいです。でも、その気持ちのまま無理をすると、池や林やOBにつながって、1打どころでは済まなくなります。
だから自分にとって最初に減らしたかったのは、見栄えの悪いミスではなく、数字にそのまま響く重いミスでした。まずそこを減らさないと、100切りは近づかないと思っていました。
大ミスは1打の損ではなく、そのホール全体を苦しくしていた
OBや池や林のミスが痛かったのは、単純に1打増えるからだけではありませんでした。
本当にきついのは、そのあとです。
たとえばOBなら、打ち直しの時点で気持ちが苦しくなります。池でも、「またやった」という感じが残ります。林に入れて出すだけになると、その時点でそのホールの組み立てはかなり崩れます。
つまり大ミスは、1打損して終わりではありません。その1打のあとに、無理な挽回をしたくなったり、焦って次も雑になったりして、そのホール全体を苦しくします。
100切り前の自分は、そこが一番もったいなかったです。大ミスの直後に冷静に切り替えられればいいのですが、実際はなかなかそうはいきません。「ここで戻したい」と思って無理をすると、さらに傷が広がることもありました。
結果として、トリプルやそれ以上になって、そのホールだけで一気にスコアを崩します。こうなると、前のホールまで何とか耐えていても、一気に100切りが遠のきます。
だから自分は、大ミスをただの1回の失敗として見ないようになりました。あれは1打の損ではなく、そのホールを壊しやすいきっかけでした。100切りを狙うなら、まず減らしたいのはそこでした。
100切りを目指すなら、まずは上手く打つより壊れない方が大事だった
100切りを目指していたころの自分は、もっと上手く打てるようにならないとダメだと思っていました。
真っすぐ飛ばしたい、しっかり乗せたい、気持ちいいショットを増やしたい。もちろんそれは間違いではありません。ゴルフですから、上手く打てる方がいいに決まっています。
でも、100切り前の自分に本当に必要だったのは、上手さより大きなミスを減らすことでした。
ナイスショットが少なくても、大きなミスを出さなければスコアはそこまで崩れません。逆に、たまに良い球が出ても、OBや池や林で1ホールを壊してしまえば、その良い球はすぐになかったことになります。
当時の自分は、ここが少しずつ分かってきました。毎ホールうまく打つことを目指すより、まずは「今日は大きく壊さない」を優先した方が、結果として100に近づく。そういう感覚です。
これは守りに入るという話ではありません。無理な勝負を減らして、次につながる場所に球を置く。危ない場所を避けて、ダボで収まる形を残す。そういう考え方の方が、100切り前の自分には合っていました。
上手く打とうとすると、どうしても良い結果を狙いたくなります。でも100切り前は、その1回の良い結果より、悪い結果を大きくしない方が大事でした。自分はそこを意識し始めてから、少しずつゴルフの形が変わっていきました。
大きなミスが減ると、スコアは少しずつまとまり始めた
大きなミスを減らそうと意識し始めてから、スコアは急に良くなったわけではありません。
でも、少しずつまとまり始めました。
一番大きかったのは、1ホールで終わるような崩れ方が減ったことです。前ならOBや池や林で一気にトリプル以上になっていた場面でも、無理をしないで進めることで、ダボで収まるホールが少しずつ増えてきました。
100切り前は、パーを何個取るかより、トリプル以上をどれだけ減らせるかの方が大きかったです。自分も実際、すごく上手くなったというより、ひどい崩れ方が減ったことで、トータルの数字がまとまってきました。
もちろん、ミス自体がなくなるわけではありません。ゴルフですから、曲がる日もあれば、当たりが悪い日もあります。でも、大ミスの前で一度止まれるようになると、ラウンド全体の流れが前より落ち着きます。
それは精神的にも大きかったです。前のように「このホールで終わった」という感じが減ると、次のホールも普通に入れます。1つのミスを引きずって、次まで崩すことも少し減りました。
自分にとって100切りは、ナイスショットを積み上げた結果というより、大きな失敗を少しずつ減らした先に見えてきた数字でした。だからこそ、最初に減らしたかったミスは間違っていなかったと思っています。
49歳で100切りするまでに、自分はまず大ミスを減らすことから始めた
49歳で100切りするまでの途中、自分が最初にやろうとしたのは、上手いゴルフではありませんでした。
まず減らしたかったのは、大ミスです。
OB、池、林。そういう一発でそのホールを苦しくするミスを減らさないと、いくらたまに良い球が出ても、スコアはまとまりません。100切り前の自分には、それが一番現実的な課題でした。
もちろん、本当は毎回きれいに打てた方がいいです。パーオンもしたいですし、気持ちいいショットも増やしたいです。でも、当時の自分に必要だったのは、そこではありませんでした。まずは壊さないこと。大きく崩れないこと。その方が先でした。
実際、大ミスを減らそうと意識が変わってから、少しずつスコアはまとまり始めました。急に別人になったわけではありませんが、前のように1ホールで終わるような崩れ方は減っていきました。
今振り返ると、100切りは上手い人になることではなく、まず痛すぎるミスを減らすことから近づいてきた数字だったと思います。
だから、これから100切りを目指す人にも、自分はまずそこを勧めます。ナイスショットを追いかける前に、1ホールを壊すミスを減らす。自分はそこから始めて、49歳で100を切れました。