40代で本格的にゴルフを始めた自分のデビュースコアは143でした。
今なら普通に言えますが、正直あのときはかなりひどかったです。
でも、自分にとってはそこがゴルフの始まりでした。
最初は、止まっているボールを打つくらい簡単だろうと、どこかで思っていました。
野球やテニスをやってきたので、動いているボールが打てるので止まっているボールは簡単に打てるんでしょ?、くらいに考えていたんです。
ところが現実は全く違いました。
止まっているボールを、ちゃんと前に飛ばすことがこんなに難しいとは思ってもいませんでした。
40代を超えると、仕事でも生活でも、そこまで何もできない場面は減ってきます。
会社でもある程度仕事をこなし、部下に教える立場にもなっていました。
それなのに、あの止まっている小さなボールがうまく打てない。
それが悔しかったですが、同時にかなり新鮮でもありました。
最初はクラブを何本も抱えて、カートに乗る余裕もなく、打っては走り、また打っては走っていました。
今思えば、かなりみっともなかったと思います。
でも、あのバタバタした時間の中で、自分はゴルフに目覚めました。
この記事では、40代で本格的にゴルフを始めた自分が、デビュースコア143からどう夢中になっていったのか、その最初の頃の話をそのまま書きます。
40代で本格的に始めた自分のデビュースコアは143だった
40代で本格的にゴルフを始めた自分のデビュースコアは143でした。
今なら普通に言えますが、正直かなりひどかったです。
ゴルフをやっている人から見れば、143という数字は驚くほどでもないのかもしれません。むしろ初心者ならそんなものだと言われるかもしれません。
でも、そのときの自分にとっては十分に衝撃的でした。
だってゴルフは全てパーで回ると、72で回るスポーツです。
こんなにうまくいかないのか、と素直に思いました。
最初から上手くやれるとは思っていませんでしたが、ここまで思い通りにいかないとは考えていなかったんです。
ボールは前に飛ばない。飛んでも曲がる。やっと当たったと思ったら、次はまた変な当たりになる。
スコアを数える以前に、まず一打一打を前に進めること自体が大変でした。
それでも不思議だったのは、終わったあとに「もういいや」とはならなかったことです。
むしろ、あの143が出たことで、逆に火がついた感じがありました。
ここまでできないなら、逆にちゃんとやってみたくなったんです。
今振り返ると、自分にとって大事だったのは143という数字そのものより、そこで終わらなかったことだったと思います。
あの日の自分は下手でした。でも、あの日があったから、今もゴルフを続けています。
止まっているボールなら簡単だと、正直なめていた
正直、最初は少しなめていました。
野球やテニスはやってきたので、止まっているボールを打つくらい何とかなるだろうと思っていたんです。
動いているボールにタイミングを合わせる競技に比べたら、ゴルフの方が簡単そうに見えていました。
でも、実際にやってみると全く違いました。
止まっているのに当たらない。ちゃんと当たっても思った方向に飛ばない。少し飛んだと思ったら、次はダフる。トップする。変な当たりになる。
止まっているボールを打つだけなのに、どうしてこんなに難しいのかと本気で思いました。
たぶん最初は、ボールが動いていないぶん、自分が落ち着いて打てば何とかなると考えていたんだと思います。
でもゴルフは、そんな単純な話ではありませんでした。
クラブの長さも違うし、構えも違うし、地面の上にある小さなボールをきれいに拾うように打つ感覚も、これまでやってきたスポーツとはかなり違いました。
しかもコースに出ると、練習場みたいに落ち着いて打てるわけでもありません。
傾斜もあるし、前にも後ろにも人がいるし、早く打たなきゃという気持ちも出てきます。
そんな中で、止まっているボールをちゃんと打つことが、こんなに難しいとは思いませんでした。
最初の思い込みは、このあたりで完全に消えました。
ゴルフは簡単そうに見えて、全然簡単じゃない。
自分が本当にそれを知ったのは、練習場ではなく、実際にコースを回ったあのときだったと思います。
40代を超えて、あんなにできないことに出会うとは思わなかった
40代を超えると、仕事でも生活でも、まったく何もできない場面はだいぶ減ってきます。
もちろん細かい失敗はあります。でも、社会の中である程度の年数をやってくると、自分なりのやり方もできていますし、そこまで露骨に打ちのめされることは少なくなります。
自分も会社ではそれなりに仕事をこなし、部下に教える立場でした。
分からないことがあっても、経験で何とかなる場面が多いですし、昔よりは慌てることも減っていました。
でも、ゴルフは違いました。
あの小さな止まっているボールが、思うように打てないんです。
しかも一度や二度ではなく、ずっとです。
打とうとして空振りに近いような当たりになる。ちゃんと打ったつもりでも変な方向へ飛ぶ。少し前に進んだと思ったら、次でまた崩れる。
そんなことを繰り返していると、情けないような、悔しいような気持ちになりました。
40代にもなると、できない自分を人前で何度も出す機会なんて、そう多くありません。
それなのにゴルフでは、できない自分がそのまま出ます。
しかも隠しようがありません。
その感じが最初はきつかったです。
ただ、不思議だったのは、そこで嫌になるより、逆に引っかかったことでした。
ここまでできないのか、という悔しさが、そのまま関心に変わっていったんです。
仕事とは別の場所で、久しぶりに本気でできないことに出会った。
今振り返ると、あの感覚があったから、自分はゴルフにのめり込んでいったんだと思います。
最初はクラブを抱えて、打っては走り、また打っては走っていた
最初の頃は、とにかく余裕がありませんでした。
今みたいに、必要なクラブだけ持って落ち着いて移動するなんてことはできません。
クラブを何本も抱えて、打っては走り、また打っては走る。そんな感じでコースの中を回っていました。
先輩ゴルファーはカートに乗ればいいのと優しく声をかけてくれる方もいましたが
「クラブを何本ももって走れ」という先輩もいらっしゃいました。
ボールがあちこちに行くので、次に何を使うかもすぐには分からない。だから何本かまとめて持って動くしかないんですよね。
しかも、一打打つたびにまた次の場所へ行かなければなりません。
ちゃんと前に飛ばないから、きれいに前進する感じでもない。少し進んでは、また慌てて移動する。その繰り返しでした。
今思えば、かなりバタバタしていたと思います。
最初は誰でもそうかもしれませんが、先輩ゴルファーから見たら「落ち着きのない奴だ」と思われていたかしれません。
でも、自分の中ではそれどころではありませんでした。
一打一打が必死で、とにかく次を打つことで頭がいっぱいだったんです。
ただ、その必死さの中で、ゴルフの面白さも強く感じるようになりました。
うまくできない。余裕もない。なのに、不思議とまたやりたくなる。
あの頃は下手でしたが、同時に一番むき出しでゴルフに向き合っていた時期だった気もします。
打って、走って、また打つ。その繰り返しの中で、自分は少しずつゴルフに夢中になっていきました。
それでも比較的早く120台までは行けた
それでも、自分の感覚では比較的早く120台までは行けました。
もちろん、その頃にはまだ「ゴルフが分かってきた」なんて感覚は全くありません。
相変わらずミスは出ますし、良い当たりが続くわけでもない。でも、デビューの頃とは少し違ってきたものもありました。
一番大きかったのは、ひどい崩れ方が少しずつ減ってきたことです。
最初の頃は、一打一打がばらばらで、とにかく前に進めるだけで精一杯でした。
でも回数を重ねるうちに、全部がうまくいくわけではなくても、前よりは普通に打てる場面が少しずつ増えてきました。
空振りみたいな当たりや、大きく崩れるホールが減るだけでも、スコアはかなり変わります。
今振り返ると、あの時期は「上達した」というより、「壊れ方が少し減った」という感じの方が近いです。
でも、初心者の最初の段階では、それがかなり大きいんですよね。
毎回どこかで大叩きしていたのが、少しずつ収まり始める。それだけで、ゴルフがちょっとだけゴルフらしくなってきます。
120台に入ったからといって、安心できるほどではありませんでした。
まだ100切りなんて全然遠いですし、いい日と悪い日の差も大きい。
それでも、自分の中では確かに前へ進んでいる感じがありました。
143だったところから考えれば、120台まで来たことで、「このまま続ければ、もう少し何とかなるかもしれない」と思えるようになったんです。
110台まで良くなったきっかけは、シャフトを変えたことだった
120台までは比較的早く行けたんですが、そこから先は少し壁がありました。
大きく崩れる回数は減ってきても、110台に入るにはもう一段何かが足りない感じがあったんです。
そのときに自分の中で一つ大きかったのが、アイアンを変えたことでした。
最初に使っていたクラブが、自分にはどうもしっくり来ていなかったんです。
その頃はまだ知識も浅かったので、最初は自分の打ち方が悪いんだろうと思っていました。
もちろん実際に下手だったのはその通りなんですが、それだけではなかったんですよね。
道具が変わると、こんなに打ちやすさが違うのかと感じました。
そこから少しずつスコアも良くなって、110台まで来ることができました。
今振り返ると、あの時期に分かったのは、ゴルフは練習だけの話ではないということです。
ちゃんと振ることは大事なんですが、それと同じくらい、自分に合う道具かどうかもかなり大きい。
最初の頃は、下手なんだから何を使っても同じだろうと思いがちです。
でも、自分の体感ではそんなことはありませんでした。
合わない道具で無理にやるより、合う道具に変えた方が、前に進めることは普通にあります。
自分にとって、110台まで良くなったきっかけの一つは、間違いなくそこでした。
143で始まっても、40代からでも、夢中になれるものはある
デビュースコアが143でも、40代から本格的に始めても、そこからちゃんと前には進めます。
自分がそうでした。
最初は、止まっているボールを打つくらい簡単だろうと、どこかで思っていました。
でも現実は全く違って、思った以上にできませんでした。
会社ではある程度仕事もこなし、部下に教える立場にもなっていたのに、ゴルフではそんなものは全然通用しませんでした。
あの小さなボールがうまく打てない。それが悔しかったですし、正直かなり情けなかったです。
それでも、そこで終わらなかったんですよね。
最初はクラブを何本も抱えて、打っては走り、また打っては走る。そんなバタバタしたところから始まりましたが、その中で自分はゴルフに目覚めました。
比較的早く120台までは行けて、さらに道具を見直したことで110台まで良くなりました。
今振り返ると、最初の143は恥ずかしい数字ではなく、自分にとって必要なスタートだったと思います。
むしろ、40代を過ぎてから、あそこまでできないことに本気で向き合えたのは、かなり大きかったです。
若い頃からやっていた人のようにはいかなくても、40代からでも、50代になってからでも、ゴルフはちゃんと積み上がります。
最初の数字が悪くても、それだけで向いていないとは決まりません。
少なくとも自分は、143から始まって、そこからゴルフが面白くなりました。
だから同じ年代でこれから始める人にも、最初のスコアだけで決めなくていいと言いたいです。
うまくいかないところからでも、夢中になれるものはあります。