久しぶりに勉強を始めたとき、正直なところ、
「まあ、何とかなるだろう」と思っていました。
若い頃と同じように、時間を作って机に向かえば、
それなりに進むはずだ、と。
でも、実際にやってみると、思っていた感じとは違いました。
時間は取れているのに、集中が続かない。
少し間が空くと、気持ちを戻すのに時間がかかる。
自分では気づかないうちに、いろいろ変わっていたんだと思います。
この記事では、
50代で勉強を始めてみて感じた「うまくいかなかった部分」を中心に書きます。
効率の話や、続けるためのコツをまとめるつもりはありません。
当時の自分が戸惑った感覚を、そのまま残しておこうと思います。
時間は取れても、集中が続かなかった
勉強する時間そのものが、まったく取れなかったわけではありません。
仕事の合間や、家にいる時間を少し調整すれば、
机に向かう時間は何とか確保できていました。
ただ、いざ始めてみると、思ったほど集中が続かない。
若い頃のように、一気に没頭する感じがなかなか出てこなかった。
少し進んだと思っても、すぐに気が散ってしまうことが増えました。
集中力が落ちたというより、
集中するまでの助走が長くなった、という感覚の方が近いかもしれません。
始めるまでに時間がかかり、
やっと乗ってきたと思ったら、もう終わりの時間になっている。
そんな日が続いていました。
体力より「気持ちの戻しづらさ」を感じた
体力が極端に落ちた、という実感は正直あまりありませんでした。
長時間立っていられないとか、すぐに疲れるといったことよりも、
別のところで違和感を感じていました。
一度中断すると、そこから勉強に戻るのが妙に重い。
昨日までやっていたはずなのに、
机に向かうまでに気持ちが追いつかない日が増えていきました。
「やる気がない」というより、
気持ちの切り替えに時間がかかる感じです。
若い頃は、多少間が空いても、
始めればすぐに続きに入れた気がします。
でも今は、再開するまでに、
頭の中をもう一度整える必要がある。
そのひと手間が、思った以上に負担になっていました。
毎日できない自分に戸惑った
勉強を始める前は、
「少しずつでも毎日やればいい」と、簡単に考えていました。
若い頃は、それが当たり前のようにできていた気がしたからです。
でも実際には、毎日続けることが思った以上に難しかった。
仕事が立て込んだ日や、気持ちが乗らない日は、
どうしても手が止まってしまう。
一度空いてしまうと、再開するまでに時間がかかりました。
できない日が続くと、
「自分は意志が弱いのか」と考えてしまうこともありました。
ただ、振り返ってみると、
それは気合の問題ではなく、
今の自分のリズムを理解できていなかっただけだったのかもしれません。
やり方を変えないと続かないと気づいた
何日か続かない状態を繰り返すうちに、
「自分がだらしないからだ」と思うのは、少し違う気がしてきました。
若い頃と同じやり方を、そのまま当てはめようとしていただけではないか。
そんな考えが浮かんできたんです。
まとまった時間を取って一気に進める。
毎日同じペースで続ける。
昔はそれができたかもしれませんが、
今の生活や体調、集中力とは、どうも噛み合っていませんでした。
続けるためには、
「頑張る」よりも「戻りやすくする」ことの方が大事なのかもしれない。
このあたりで、
やり方そのものを見直さないと先に進めないと感じ始めました。
成果は出ていないが、やめなかった
この時点では、はっきりとした成果が出ていたわけではありません。
理解が一気に進んだ感覚もなければ、
「手応えがある」と言えるほどの実感もなかった。
それでも、不思議と完全にやめようとは思いませんでした。
続かない日があっても、
しばらく間が空いても、
また戻ってくる余地だけは残していた。
今振り返ると、
成果が出なかったことよりも、
「やめなかった」という事実の方が大きかった気がします。
少しずつでも向き合い続けたことで、
この先のやり方を考える土台ができたように思います。
まとめ|若い頃と同じやり方を手放したところから始まった
50代で勉強を始めてみて感じたのは、
能力が大きく落ちたということよりも、
若い頃と同じやり方が、そのまま通用しなくなっていたという現実でした。
集中が続かない日がある。
毎日同じペースでは進められない。
そうした状態を「自分の弱さ」だと捉えてしまうと、
続けること自体が苦しくなります。
でも、やめなかった。
完璧ではなくても、間が空いても、
また戻ってくる余地を残したまま続けた。
今は、その経験そのものが、
これからの学び方を考える材料になっていると感じています。