
前の記事では、
試験まで2か月しかない中で、
仕事をしながら、どうやって勉強を回したかを書きました。
やり方としては、かなり偏っていたと思います。
それでも「止まらずに回し切る」ことだけは、なんとかできました。
ただ、勉強を回せたからといって、
それで終わりではありません。
次に来るのが、試験当日の話です。
第二種電気工事士の学科試験は、
自分が受けたときはCBT方式でした。
紙の試験とは違って、
会場と試験時間を自分で選べる、という形式です。
正直に言うと、
勉強の内容よりも、
この「当日どうなるのか」のほうが、
直前までイメージできていませんでした。
この記事では、
50代の自分がCBT方式で実際に受けてみて、
やりやすかった点と、
あとから「これは盲点だったな」と感じた点を、
そのまま書いていきます。
CBTが向いているかどうか、
おすすめできるかどうか、
そういう話ではありません。
自分はこうだった、という一例として、
試験方式をCBTにするかどうか悩んでいる方の判断材料になればいい、
そのくらいのつもりでまとめます。
CBTは会場と試験時間を選べる。ここで一回、作戦が立てられる
CBT方式の学科試験で、紙の試験と一番違うと感じたのが、
会場と試験時間を自分で選べるという点でした。
この時点で、
「当日をどう使うか」を考えられる余地がある。
自分は、ここをわりと大事に考えました。
まず会場は、自宅から一番近い場所ではなく、
図書館から行きやすい場所を選びました。
試験時間は、朝一ではなく、
午後の遅い時間を選択しました。
理由は単純で、試験前の午前中を、
勉強に使う時間として確保したかったからです。
家でやるより、図書館に入ってしまったほうが、
余計なことを考えずに机に向かえる。
それに、受験生らしき学生が周りにいる空気も、
自分には悪くない刺激になると思いました。
朝から図書館に行って、
そのまま試験会場へ向かう。
この流れが作れるなら、
当日の立ち上がりは、
たぶん一番いい状態になる。
結果として、この会場と時間の選び方は、
自分には合っていたと思います。
CBTは「楽かどうか」よりも、
当日をどう組むかを自分で決められる。
まずそこが、一つ目の大きな違いでした。
試験当日の午前は図書館に入れた。頭を起こすための時間
試験当日は、朝からそのまま会場へ向かうのではなく、
まず図書館に入りました。
狙いは、新しいことを覚えることではありません。
頭を試験モードに起こす、それだけでした。
図書館には、明らかに受験生っぽい学生が何人もいて、
参考書やノートを広げていました。
その中に混じって席に座ると、自然と机に向かう空気になります。
この日は、過去問を3回分解くつもりでいました。
時間も、そのくらいは取れる想定でした。
ただ、実際にやってみると、思っていたほど進みません。
結果的に解けたのは、2回分でした。
正直、「全部できなかったな」という気持ちは、少しありました。
でも、ここで大事だったのは、回数そのものではなかったと思います。
過去問を解きながら、
「あ、これは前に間違えたやつだな」
「このパターンは、こう考えるんだったな」
そんなふうに、頭が少しずつ回り始めている感覚がありました。
もちろん2回とも合格点は取っていました。
その状態で、図書館を出て試験会場へ向かえた。
自分にとっては、それだけで十分だったと思います。
朝から図書館に入れていたことで、
試験は「いきなり本番」ではなく、
すでに助走が終わった状態で始められました。
会場に入った瞬間の空気|若者しかいなくて、一瞬ひるんだ
図書館を出て、試験会場へ向かいました。
受付を済ませて、荷物をロッカーに入れ、案内されるまま会場の中へ入ります。
このとき、正直に言うと、少しだけひるみました。
周りを見たら、若い人ばかりだった
たまたまその時間帯がそうだっただけかもしれません。
場所によっても違うと思います。
なので、「CBTは若者向けだ」と言い切るつもりはありません。
それでも、
50代の自分がその場に立ったとき、
「お、場違いかな?」と、
一瞬だけ思ったのは事実です。
ただ、そこから先は流れが早い。
席に着いて、説明動画をみて、試験が始まる。
考えてみると、この瞬間が一番、
気持ちが揺れたところだったかもしれません。
逆に言えば、ここを過ぎてしまえば、
あとは問題に向き合うだけでした。
50代の自分が「やりやすかった」と感じた点|操作がストレスじゃなかった
試験が始まって、まず感じたのは、
操作そのものが気にならないということでした。
自分は仕事柄、普段からPCに向かっています。
とりわけパソコンが苦手という訳ではありません。
そんなこともあり、操作や画面の切り替えで、戸惑うことはありませんでした。
問題の選択や、次の問題への移動、
一時的に見直し用のチェックを付ける操作も、
感覚的に分かる範囲でした。
ここで操作に引っかかると、
それだけで集中力を削られるかもしれません。
でも今回は、問題そのものに意識を向け続けられた。
この点は、かなり助かりました。
CBTが良いとか、紙の試験より優れているとか、
そういう話ではありません。
ただ、普段からPCを使っている50代の自分にとっては、
少なくとも「操作が壁になる」ことはなかった。
それは、試験中のストレスを一つ減らしてくれたと思います。
逆に、CBTで注意が必要だった点|老眼鏡は忘れない方がいい
CBT方式の試験は、画面操作で問題を拡大できます。
配線図も、ボタン操作で大きく表示できる。
この点は、正直よくできていると思いました。
なので、「文字が小さくて読めない」という場面は、
ほとんどありませんでした。
それでも、試験が進むにつれて、
少しずつ気になってきたことがあります。
目の疲れです。
拡大すれば読める。
でも、画面を見続ける時間が長くなると、
細かい文字や数字を追う負担が、じわじわ効いてきます。
紙の問題なら、無意識に距離を変えたり、
角度をずらしたりできます。
でもCBTの場合、画面の位置はほぼ固定です。
「見えない」わけではない。
ただ、楽に見えている状態でもない。
この微妙な状態が、集中力に影響してくる感じがありました。
ここで、老眼鏡があったので、少し余裕を持って画面を見られたと思います。
CBTは、操作でカバーできる部分も多いですが、
画面を見続ける試験であることは変わりません。
50代で受けるなら、老眼鏡は「使うかどうか」ではなく、
念のために保険で持って行くもの。
それくらいの感覚の方がいいと思いました。
まとめ|CBTは楽。でも“当日の穴”だけは先に潰しておく
CBT方式で学科試験を受けてみて、
全体としては、自分にとってやりやすい試験だったと思います。
会場と試験時間を自分で選べる。
そのおかげで、
試験当日をどう使うかを、
あらかじめ考えることができました。
午前中は図書館に入って、
頭を試験モードにしてから会場へ向かう。
この流れを作れたのは、
CBT方式だったからこそです。
一方で、やってみて初めて分かった穴もありました。
操作は問題なくても、画面を見続けること自体が、
50代の自分には、思った以上に負担になる。
老眼鏡ひとつで、集中力や余裕が変わる。
これは、勉強とは別の話ですが、
当日の結果には確実に影響する部分だと思います。
CBTが向いているかどうかは、
人それぞれです。
自分のやり方が、
誰にでも合うとは思っていません。
ただ、CBTは「楽かどうか」よりも、
当日をどう設計できるかが大きい。
そこを先に考えておくと、
余計なところでつまずかずに済みます。
50代の自分が受けて、実際に感じたのは、
その一点でした。