
電気工事士の資格を取ろうと思ったとき、
自分は最初から「現場に出たい」と考えていたわけではありません。
自分は、社内SEとして働きながら、
この先も今の仕事だけでやっていけるのか、
そんな不安をずっと抱えていました。
ちょうどその頃、
X(twitter)でエアコン工事の請求書を見る機会があり、
そこで初めて、電気工事という仕事の収益構造を意識しました。
「これは、どんな資格が必要なんだろう」
「資格がないと入れない世界なのか」
そうやって調べていく中で、
第二種電気工事士という資格にたどり着きました。
この記事では、
現場未経験の自分が、
電気工事士を目指すと決めてから最初にやったこと、
なぜ工具ではなく本から始めたのかを書いていきます。
なぜ最初に工具ではなく本を選んだのか
第二種電気工事士という資格にたどり着いてから、
次に自分がやったのは、
この資格をどうやって取るのかを調べることでした。
いきなり勉強を始めたわけでも、
工具を探し始めたわけでもありません。
受験資格はあるのか。
試験は何から始まるのか。
どんな順番で進む資格なのか。
そうやって調べていく中で分かったのが、
第二種電気工事士の試験は、
先に学科試験があり、学科に合格しないと実技試験に進めない
という構造でした。
この時点で、自分の中では、
やるべきことの優先順位がはっきりしました。
まだ実技のことを考えても意味はない。
工具をそろえても、この段階では使い道がない。
まず越えなければいけないのは、
学科試験という関門です。
学科では、
電気の基礎知識や法規、
記号や図面の読み方など、
知識として理解しているかどうかが問われます。
つまりこの段階で必要なのは、
手を動かす練習ではなく、
試験範囲を一通り把握するためのインプットでした。
そう考えると、
最初にやるべきことは自然に決まりました。
工具より先に、
学科試験に必要な内容を体系的に確認できる本を買う。
それが、自分にとって一番無駄のないスタートでした。
現場未経験の自分が最初に感じた壁
学科試験が先にあると分かり、
本を買って勉強を始めてみて、
すぐに感じたのは「これは思っていたより地味だな」ということでした。
電気工事士という名前から、
どこか現場寄りで、
作業のイメージが強い資格だと思っていました。
でも、実際に向き合うことになったのは、
工具でも作業でもなく、
電気の基礎やルールを理解する時間でした。
電圧と電流の関係。
記号の意味。
法規で決められていること。
一つひとつは、
特別に難しいわけではありません。
ただ、現場経験がない自分にとっては、
それを結び付ける実感がない。
「なぜそうなるのか」を、
頭の中だけで理解しなければならない。
ここで初めて、
現場未経験で資格から入るということの難しさを感じました。
分かった気になって読み進めても、
少し時間が空くと説明できない。
理解が浅いまま進んでしまう。
これは、
手を動かして覚えることができない、
学科試験ならではの壁だったと思います。
同時に、
だからこそ今は、
焦らずここで立ち止まる必要があるとも感じました。
電気工事士試験が思っていた資格と違った点
学科の勉強を進める中で、
電気工事士の試験について、
自分の中のイメージが大きく変わりました。
電気工事士という名前から、
現場での作業が中心で、
経験がものを言う資格だと思っていたからです。
でも実際に向き合っているのは、
現場の段取りや作業手順ではなく、
決められたルールや考え方を理解しているかという点でした。
法規で何が決まっているのか。
なぜその配線になるのか。
図面の記号が何を表しているのか。
どれも、
感覚や経験ではなく、
知識として説明できることが前提になっています。
ここで気づいたのは、
この試験は「現場を知っているか」を直接問うものではない、
ということでした。
もちろん、
現場経験があれば理解しやすい部分はあると思います。
ただ少なくとも、
学科試験の段階では、
現場経験がないから不利になる試験ではないと感じました。
試験として求められているのは、
決められた範囲を理解し、
ルールどおりに考えられるかどうか。
そう考えると、
最初にやるべきことが、
工具や作業ではなく、
学科の勉強だった理由も、ここで腑に落ちました。
最初の一歩として本を選んでよかったと感じた理由
こうして振り返ってみると、
最初の一歩として本を選んだ判断は、
自分にとって無理のないスタートだったと思います。
学科が先にあると分かった時点で、
やるべきことはかなり絞られていました。
この段階で、
実技のことや工具のことを考えすぎずに済んだのは、
精神的にも楽でした。
まずは学科に向けて、
必要な知識を一通り押さえる。
それだけに集中できた。
もし最初から、
工具や実技の情報を集め始めていたら、
やることが増えて、
かえって迷っていたと思います。
本から入ったことで、
「今はここをやればいい」
という状態を作れたのは大きかったです。
資格の取り方を調べて、
試験の構造を理解して、
その順番どおりに動いた。
ただそれだけのことですが、
最初の一歩としては、
それで十分だったと感じています。
この時点では、まだ工具を買わなかった
学科試験に向けて勉強を始めたこの段階では、
自分はまだ、工具を買いませんでした。
理由は単純で、
学科に合格しなければ、その先がないと分かっていたからです。
もし学科に落ちてしまえば、
実技試験は受けられない。
当然、工具を使う場面も来ません。
この状態で工具をそろえるのは、
自分にとっては、
少し先走りすぎだと感じました。
それに、
実技試験で必要になる工具も、
この時点ではまだ具体的にイメージできていませんでした。
何をどこまでそろえる必要があるのか。
どの工具が必須で、どれが不要なのか。
それを理解する前に買ってしまうと、
無駄になる可能性が高い。
まずは学科に集中する。
学科に受かってから、
必要なものを整理すればいい。
そう割り切れたことで、
余計な出費や迷いを増やさずに済みました。
この時点で工具を買わなかったのは、
結果的に、自分には合っていた判断だったと思います。
まとめ|現場未経験の最初の一歩は、派手でなくていい
電気工事士を目指すと決めたとき、
自分は最初から現場に出るつもりだったわけではありません。
社内SEとして働きながら、
この先の働き方に不安を感じ、
電気工事という仕事の収益構造に引っかかった。
そこから資格を調べ、
第二種電気工事士にたどり着き、
試験の仕組みを知った。
学科に合格しなければ、
実技に進めない。
だから、まずは学科。
その順番を考えた結果、
工具より先に本を買った。
それだけの話です。
現場未経験の自分にとっては、
派手なスタートよりも、
やるべきことを整理する方が大事でした。
電気工事士の勉強は、
いきなり手を動かすところから始まるわけではありません。
このときの判断が正解だったかどうかは、
人によって違うと思います。
ただ、自分の場合は、
この順番だったから、
次に何をすればいいのかを見失わずに済みました。
現場未経験で電気工事士を目指すなら、
最初の一歩は、
学科の試験へ向けた本を買うことでした。